ゆかいなエンゲージその1(FEエンゲージプレイ感想など)
結婚したのか、俺以外のヤツと…
ニンダイで7割の人がそう思ったであろうエンゲージ、結論から言うと結婚はしなかった。
今更ようやくクリアしたので、終章ユニットのレビューや本編の良かったところやウーンなところなど。
ハークラでゆるりとプレイ、のはずが結構頭を使うマップが多くて、マップによっては巻き戻しを余儀なくされる箇所もあった。
草 エムブレマー名乗るのやめるわ #FEエンゲージ #NintendoSwitch pic.twitter.com/cz6775wNv8
— ぐみ🦙7/23力ントー交響楽団 (@gelgummmmy) 2023年3月6日
1章で手ごわいシミュレーションの洗礼を受けた図
総評から行くとマップ攻略はすごく楽しい。ifばりの受けゲー。後から入ってきたユニットの方が手塩にかけたユニットより強いとかザラ。シナリオ構成はかなり微妙、王族ゲー。
前評判などからテキストのノリに付いていけない懸念しかなかったため、初見から英語でプレイしたがためにクラス名やスキル名、果てはユニット名すらわからず、いまさらかわき茶で日本語を確認しながら書いている。
えっ…リンデン…?誰それ…
ユニット評価と感想
終章ユニットたち
凡例:ユニット名(つけてた指輪)/クラス
リュー子(カムイ)/神竜ノ王
たまげたなぁ、なんだこのクラス名…(初見)
HP以外のステの伸びが微妙だった。後半以降はサンダーソードでしかダメージを与えられなかった。主人公専用剣あまり強くなくない?
せっかくだからマルス様を着けたかったけど、Corrinちゃん(カムイ)との相性が良すぎるので竜脈サポート主体になってしまった。カムイ竜脈のレビューになってしまいそう。Vein of StoneとVein of Iceにはお世話になりました。エンゲージ+のラブラブ石破天驚拳はいろいろ面白かった(つよい)です。
継承スキルは回避+10と再移動。あまり回避していた記憶はない。
フラン(リーフ)/マスターモンク
男は黙ってウォーマスター…いや女だな…フランのテキストから不穏な気配を感じたので英語で始めたのだけど、英語テキストはテキストへの拒否感は感じなかった。
後半は力が思ったより伸びたのでリーフをつけてクアドラアタック要員にした。かわいいんだあ…エンゲージ技。
ちょっとDEX低めなので妨害杖は失敗しやすいし、パンチも結構はずす。短剣相手にBreak取れるのは良いのだけど、盗賊相手だと追撃が出ないので、Breakをとれずに終わることも多い。でもいいんだあ…かわいいから。
スキルは信仰Lv.2、癒しの響き。天刻の拍動をつけていたこともあったけど、あまり恩恵を感じなかった。
ルイ(アイク)/ジェネラル
強い固い遅いを地で行く。敵の攻撃はだいたい0ダメージ。
シンクロスキルの怒りのおかげで、錬成キラーランスを持たせていたら必殺率が97%くらいになってた。知ってるか?必ず殺すと書いて必殺と読むんだぜ?
そう思って調子に乗って増援の湧き出る前線にほっぽり出すと、だいたい連携持ちに囲まれて確定ダメージの入る連携攻撃x3などを食らい続けてピンチになる。あとトロンね…。でも連携持ちと魔法がいなければこっちのもんよ、ということで終章は一人で右側(ドラゴンと狼しか増援で出なかった)を担当した。
英語版テキストでは百合厨感を全く感じなかったです。ただのいい人だった。
スキルはデュアルアシスト、再移動。デュアルアシストは他のスキルでも良かったかも。
アルパカの鳴き声を真似る、全く色気を感じない男。
アルパカの遣いなので当然指輪は渡すし、ブーツも履かせる。
すっごい飛ぶ
恋愛エンドなど無かった。支援S、まったくそんな雰囲気じゃないのに一枚絵が出てきてちょっと笑った。でも大事な大事な指輪を渡したら、アルパカの超フワフワ(直訳)ぬいぐるみを友情の証として夜なべして作ってくれるんですよ…?
こんなにアルパカが脚光を浴びることができるなんて…。あと乗らないんだ、アルパカ。生き物としても出てこないんだ、アルパカ。ラクダは居るのに。
発売前はISはアルパカとリャマを勘違いしているんじゃないか…?と思っていたけど、数少ないモデリングを見る限りではアルパカで合っていた様子。ブロディアはなんとなく荒涼とした崖の多い高地で不作のイメージなのだけど、ちゃんと牧草地帯もあるのだろうか。
おっといけない、アルパカの話になっていた。力が異常に伸びた(成長率1位らしい)ので、主君を差し置いて軍内STR堂々一位。なんなら主君とのSTRの差は13あった。代わりに速さが出ないので、一撃の重さにかけるしかない。
まあハードなら大抵の魔法使いとか剣士は一度刺せば死ぬし、馬もホースキラーで刺せば馬刺しになるんだが。幸運もやたら伸びるので、必殺もよく出た。
反面、打たれ弱い…というか重装以外の敵から必ず追撃をもらうので、エリュオスの動く城にはなれなかった。
飛行だとシグルドの助走と名乗り上げの組み合わせで力が底上げされるので、指輪との相性が良かった。でもこの力・幸運の伸び方と速さの出なさ、動物を乗り捨ててハルバーディア/リン装備も良かった気がする。
キャラクター性はウード枠、アホの子枠だったので趣味が分かれるところだなと思う。うるさいし。アルパカが全面に出てこなかったら、自分も槍王子を使っていたと思う。
スキルは終章まではデュアルアシストと付け焼刃のSPD+2。追撃は出ない。いいね?終章ではいろいろ学んだのでDEF+2。
Alpacaのテキストを回収したいがために支援を全回収した。アルパカは偉大。あと起こしに来て唾を飛ばすんじゃないよ。(※つば飛ばしは英語版のみ)
ディアマンド(ロイ)/シュ…スュクセサ…ー?
読めないんだよそのクラス…。クラスのDEX上限が低すぎる。22っておま…三すくみが有効でないと攻撃が当たりにくい。難易度ただのハードなのに…
おそらくバランス型の成長の影響であろう、HP以外は至って平平凡凡、そして幸運が低いので必殺をよく引く。
太陽持ち(技が低いので発動率は低い)なので、キル系を持たせて敵地にほっぽりだしておけば、斧持ちに対してのみ危なっかしい地雷戦法はできた。槍は相手の命中が結構高かったからちょっと無理ィ……
受けゲーの印象の6割は彼のせいだと思う。ブレイブヒーローに転職するべきだった。
スキルはやっつけ負けが怖いので勇将、DEF+3。
スタルーク(リン)/ティ、ティラユー…?
読めないんだよそのクラス…その2
己を兄と比較しては延々自己否定で周囲とプレイヤーを困らせていたけど、正直兄よりも使い勝手が良かったです。特殊クラスとはいえ、スナイパーの上位互換だな、と。幸運が伸びるのとクラス補正で必殺も出しやすいし、弓職ゆえDEXが高いのでルナも出やすい。指輪との相性が非常によかった。速さがあるので手数は増えども、もう少し力があると流星群の使い勝手が良かったかも。エーティエ運用とどちらにすべきかすごく迷ったのだけど、速さ重視派なので晴れてスタメン入り。
アイビー(ベレト)/リンドブルム
飛べる魔法とか強いに決まってるじゃん…ということでクランと交代。敵を倒した後のちょっとSっ気のある笑いが素敵。どう考えても不安定な横座りで飛竜に騎乗しているので、命中が若干心許ない。心もとない割に雷系を装備して3射程から打ってた気がする。杖使いとしては妨害杖の命中も怪しいので、リライブとリブローとアイスロック振り要員だった。
美人に踊ってほしい…じゃなかった、歩数が多いユニットが踊りを使えるとだいぶ使いやすいので指輪はべレト一択。魔力が上がるエイリークだとエンゲージ技のダメージが入らなくてさ。
スキルは再移動、スキンシップ(終章まで)。美人なので横に待機するだけで隣のユニットの体力が少し回復した。
セアダス/ダンサー
殴って踊れる殴り子。あまり殴る余裕はなかったけど…良くも悪くもなく、いつも通りの踊り子という感じ。ベレトを着けると1人分再行動を無駄にしてしまうから、というケチ臭い理由で指輪を没収されてしまった。
結構速くてHPが伸びるので、終盤の2回攻撃飛竜とかに襲われなければ事故って死ぬということがなかったのは良い点。
スキルは師の導き・スキンシップ。
クロエよりも力があったのであっさりとスタメン交代。槍使いが飽和している中、単純に斧使いが少なかったのもある。
斧使いの宿命だが、技はそこまで低くないけど攻撃が当たらない印象(槍に変えると当たる)なので、ブレーク+追撃スキルで削り職人として運用した、なんというか、初期上級らしい使い勝手だった。再移動があるとよかったのかも。
どの指輪を着けるかさんざん迷ってエイリーク/マルスに落ち着いた感じはある。前者は異形竜対策だったのだけど、終盤はアンバーやパンドロが異形竜を1ターンで仕留めるようになってしまったので、あまりエイリークの恩恵を感じなかった。
今作におけるジェンダー配慮枠なんだろうけど特に女の子になりたいわけでもなさそうなので、ジェンダーとかではなく異性装が趣味なんだなと理解した。ifのフォレオとかひどかったからなあ、扱いが。声が割と低くて驚いた。
スキルは槍術・柔Lv.1と、最後まで回避と間違って装備していた必殺回避+15。
ウェイ(セリカ)/セイジ
遠吠え兄貴。信仰心が篤いので魔力が非常に伸びる。夜な夜なパーティーをはしごするので速さも伸びる。遅めの上級加入なのに堂々の戦績1位。強くて速くて最強ね。パーリーピーポーなので幸運も伸びる。何となく装備してるセリカもテンション高い気がする。
受けゲー今作において魔法系は前衛に置くと死ぬはずが、この男はやたら回避が高いので死なない。当たってもHPが高いので、1発くらいは耐える。妨害杖も高DEXのおかげでよく当たる。なんだただの神か。
意外と戦い終わった後は静かに祈り始めたりするし、発売前はどんな破戒僧だよと思っていたが真面目な聖職者だった。こんなユニット好きじゃないわけがないやろ~
スキルはデュアルアシストと癒しの響き。
フォガート/クピ~ド~
DEX低い系王子。すべてにおいて微妙なステータスだったが、とにかく攻撃が当たらなかった。弓使いなのに…
唯一(なぜか)魔力がそこそこあったので、魔法弓を持たせてトンボ取りに参加させていた。指輪もつけなかったので特筆事項があまりない.…。試しに剣を持たせて斧に当ててもこちらの攻撃は当たらず、あちらの攻撃には当たる有様だったので、弓運用以外は恐ろしくてできなかった。ヘタれただけかもしれない。
再移動を付けたら化けたのかも。クピドは適職ではないですね。
最初のうちはあまり出撃させておらず、ジェネラルにCCしたパネトネと入れ替える形で使い始めたのだけど、パネトネをバーサーカーのまま運用して使い続けてもよかったかもしれない。
スキルなし。
メリン(ミカヤ)/ウルフナイト
機動力があったので最初こそは短剣使いとして運用していたけど、だんだんと攻撃が通らなくなってきたのと、わが軍の杖使いは戦闘主体で非常に忙しかったので、そこそこある魔力を有効活用すべく、ミカヤを着けることで杖使いに転身した。彼女だけが唯一杖を振ることだけに専念していた気がする。機動力のある杖使いってだけで価値があるってもんよ。
スキルは信仰Lv.2とこれまた間違えてつけていた必殺回避+15。
ヴェイル(ルキナ)/邪竜ノ娘
終盤も終盤の参戦だったけど、専用武器が優秀だったので一軍入り。勇者魔法武器(?)は命中が心もとなかったけど、実は攻撃を一度も外したことがない。ルキナをつけていたので。地味にデュアルアタックでダメージを与えてくれるのはありがたかった。
モーヴ(エイリーク)/ロイヤルナイト
中間管理職っぽい顔をしているので、「板挟みって大変そうだな~」と思っていたら、あんた寝返るんかいっていう。意外と強かった、魔法槍を扱えるのは大きいし、安定して剣士のブレークをとることができた。守備もそれなりにあるので、1~2体くらいなら釣り出し要員としても優秀。そして機動力のある杖(略)
雪崩発生24章で移動させるのを忘れて、7合目くらいから一番下まで一人斜面を滑り落ちていく姿は申し訳ないが笑ってしまった。
ちょっと使った方々
ヴァンドレ まあジェイガンだしな…
クラン 命中が高かったのだけど、魔法系が多くなってきてベンチ入り。
アルフレッド さほど力は伸びていなかった気がする。加入当初、完全上位互換だったアルパカのつば飛ばしに恐れをなしたためベンチ入り。
セリーヌ 育ててサンダーソードを持たせたら強かったのかな。どこだか忘れたけど結構早い時点でベンチ入り。
ユナカ 宝箱は誰でも開けられることに気づいてしまってな…
クロエ ファンシーな力の伸び方をしたので攻撃が通らなくなった。
パネトネ いかんせん斧が当たらないのと、守備はそこまで高くないのでいまいち壁ができなかった。ジェネラル適正はなかったみたい。
良かった点
マップの調整
みんな言っているので今更だけど、とにかく攻略が難しくなった。前作風花がマップ攻略に関しては全部回避壁を前線に投げ込めばOK!というガバガバ戦闘だっただけに、詰め将棋が戻ってきたという感じ。こちらもスキル盛れば回避壁戦法できるのかもしれないけど…。
ifの時もそうだったけど、敵が積極的に連携攻撃を使ってきたり、同時に複数の相手をしなければならない配置だったり、敵が妨害杖を使ってきたり、とにかく敵の行動がいやらしいことこの上ない。無限増援も多いなと思った。
マップギミックはバリスタや大砲のMAP兵器だとか龍脈で地形を書き換えるだとか、細かい部分でギミックの調整がされているな~と思った。
戦闘はスキル盛り盛りでハデハデなものを想像していたが、意外にも地に足のついたスキルが多かった。エンゲージ使わずに貯めてしまいがちだったけど、ここぞというところで大技を放つ爽快感があった。
グラフィックの向上
ジャギジャギ感がなくなって、アニメらしくなったなと思う。久しぶりに戦闘アニメーションを切らずに最後までプレイした。風花は最新機だけどモデルがジャギってるのが結構気になっていたので…これは処理人数の問題もありそうなのでしゃーない)
ティザーPVでのっぺりした草のテクスチャが気になって仕方なかったけど、プレイ中はそこまで気にならなかった。
キャラデザはファンタジー感を全面に出しているので、一見さんからしてみると『悪い魔王を倒しに行く勧善懲悪のRPG』という印象を受けるんだろうか?と思った。(自分は初見時は「Vtuberだな…」と思った)
美男美女しか居ないのは、もうこのシリーズでは避けられない宿命みたいなもんだろう。顔が良いやつは成長する(って言うと今の時代ルッキズム発言に当たるのでしょう)。
英語版テキスト
英語版プレイ、大正解だった。ローカライズってすごい。違和感もないし、自分の英語力でわかる範囲で引っかかる表現(倫理的だとか文法的だとか)が見えない。あと固有名詞とかどうだろうな~と思っていたけど、固有名詞はあまり多くなく、英語力がそこまで高くなくても初見プレイできたので、英語自体はかなり優し目なんだと思う。
一部日本語も使えるよ。
良くないなと思った点
基本的にはゲーム部分が楽しかったので満足は満足なんだけども、やっぱり気になるものは気になった。
読みたくない人はバックしてね!
シナリオ構成
下馬評通りという感じ。テキストに難ありだろうと思って英語版でプレイしたのに、結局シナリオで「?」になったので、構成がすごく微妙なんだなと思う。この展開、ifでやったところだ!チャレ〇ンジのDM漫画か。ただ、ifはテキストを全スキップしたけど、エンゲージは一応全部読んだ。多分一部飛ばしてるけど…。
設定のガバはファンタジーなので突っ込まないにしても、説明不足がゆえの登場人物への感情移入のできなさよ…。
他の人がこの辺は既にたくさん語ってるので、ツッコミだけにとどめておく。
・早すぎる母の死
ifで見た
・王族ゲー
ifで見た
・立ちはだかる敵役母
ifで見(略)
・軽すぎる死の扱い
if(略)とりあえず主要人物死んでおけ感がさ…
・悲しき悪役
めっちゃ喋るやん…やられたのに元気か……えっ死ぬの!?
・大仰モーションムービー(これは演出だな)
ジャンピング土下座と25章のミュージカルカーチャンのことだぞ しかも長い。
・同じ言葉を繰り返しすぎ
"bond" "connection" いや、大切だと思うけどさあ…
おわり 邪竜ルナと本編ルナやるよ